藍の花
これは藍甕に咲いた藍の花です。
島在住の藍染作家、菅原先生のお宅に伺ったところ、
藍染の仕事中でした。
藍の甕を覗くと、写真のような何とも美しい藍の花。
西洋アジサイの紫の花に似た花ですが、
もっと気品を感じさせるものです。
これは、藍の花が咲いている甕の隣。
表面に泡が見られます。
藍甕を掻き混ぜると、このような泡が出てくる状態が
藍染をするにはベストなのだそうです。
発酵が進んでいて、藍が活性化しているとのことです。
下ごしらえ
このいういい状態にするには、1週間かかるとのことです。
藍染をする日から逆算して藍の管理をする技が職人なのですね。
藍染をする日までの下ごしらえには、3ヵ月位要するとのことです。
いい仕事といわれる作品を創るには、隠れた職人技と
緻密な計算があったのです。
今日もいい物を見せていただきました。