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伊豆大島 被災者の会とは

山崩れに雪
昨日、大島にも雪が降りました。
平地でなく三原山に降り、道路が一部通行止めになりました。
今日、夕方元町の山崩れのところを見ると、
山崩れ跡に雪が残っていて、白くなっていました。
残念ながら写真は撮れませんでした。
山崩れの写真ですが、くぼんだところに雪が残っていると言うことです。
伊豆大島 被災者の会とは_c0229433_215658100.jpg

被災者の会
山崩れで被災した方達が、「被災者の会」をつくり、
12月26日、町に要望して「被災者の声をきく会」が開催されました。
当日は、参加できませんでしたが、会のホームページでその時の質疑の記録を読みました。
被災者の会の運営の仕方、26日の質問の内容などをみると、
これまでにある大島の色々な組織とは思えないほど論理的でしっかりしたものだと感じました。
町への不信感
26日の質疑内容が正確に再構成されているのを読むと、
被災者の方達が町長以下職員への不信感が強く感じました。
その中からいくつか紹介します。
1.(質問者)災害があったことのショックと不満は、町と町民のコミュニケーションのなさが大きくかかわっていると思います。町に要望したり話し合いの行っても、非常に対応がにぶい。前の要望はどうなりましたか?と聞いても今は災害で必死なわけですね。せめて、役場にでかけていってお願いしたり電話した時に、ひとつひとつの問題にきちんと向き合っていただいていれば、ここまで不信感がふくらむこともなかったと思います。
2.(質問者)復興の準備を着々進めているというお話でしたが、その間、私達被災者はどうすれば良いのか、ということが知りたいわけです。被災した場所で生活しろということなのか、それとも町が代替地を用意するなり、仮設住宅に入ってもらうということなのか。自主避難している人や、ましてや被災してライフラインが止まった自宅でがんばって生活している方もいらっしゃるわけで、そういう人にいつまで同じ状態でいろというのか?ということを具体的に説明していただきたいのです。
★原発事故で強制的に避難している人、自主的に避難している人に対する行政等の対応の違いや
役場的な血の通わない対応を思い出します。
3.(質問者)住んでも安全かどうかはっきりするのはいつになるのか。具体的な時期が知りたい。
〔町の回答〕今はきだいつ頃という約束はできない。はっきりするまで仮設住宅でがんばってほしい。仮設に入らず被災地に住む人には個別に対応していく。
こんごどれくらいの土砂量が流出するか、水がどれくらい出るのか、どんな流れ方をするのか、そいうことの計算までして、来年の台風時までに、応急的に手を打っていきます。
「抜本的な砂防工事」というものが検討されています。来年度ということは言われています。砂防の工事は1年~2年では絶対に済みませんが、工事することによってどこの地位木が安全になるのかというような専門的な見通しが、来年度から本格的に出てくると思います。
4.(質問者)義援金配分委員会には、弱い者の痛みが分かるような人材が入っているのか?1回目2回目の配分の不満があるわけです。
〔町の回答なし〕
5.(質問者)今、支援格差が生まれています。公平な支援をしてほしい。格差を解消する具体的な対策を町は考えていますか?
〔町の回答〕それに対して(質問者)どうやって実態を把握するのか?役場の窓口に行っても『虫けら』のように追い返されることがあるんですが、どうすればいいんですか?

★この他被災者でなければ質問できないことなど、実に多くの具体的な質問がなされていました。
町(町長)の回答を見ると、細かいことへの対応ができていないことと、都に頼ってきたこと(多くの地方自治体の共通の弱点)の弱点が垣間見られました。
★この「被災者の会」のことをもう少し知りたいことと、手伝えることがあればと思っています。
by gorongoronisomura | 2014-01-16 22:57 | 亭主の日記