今日は妻が大好きな草払い機を使っての雑草刈りでした。
庭の芝生も雑草も伸びたので、昼過ぎから始めました。
今年も芝生の間から、写真のようなネジバナが存在感を
見せ付けています。
妻は、草払い機で大まかに草を刈っていますが、
どういうわけか、好きなネジバナのところだけは避けて、
きれいに残していました。
妻にとって、私の存在感はネジバナと比べ……
今日の原発テーマ
「路線変更できない官僚体質」
☆原発は事故が起きなくても、原発労働者がガンに冒される危険性の確実なデーターがある。この間の福島第一原発事故では、原発労働者よりも高い放射線量を体内に被爆している可能性がある。この恐ろしい現実を考えても、原発に頼るエネルギー政策を続けるのは、どうしてなのか疑問に思います。「日本の原発、どこで間違えたのか」の著書の中で、ある戦史研究家の述懐を引用している。
「無敵ドイツ軍がモスクワ攻防戦に敗れ、退却の最中にわが国は米国を奇襲攻撃する、という寓居を犯している。有利な情報には耳を傾け、不利な情報を無視する悪癖にも由来するが、日本的な意思決定方式を暴露したものであろう。つまり会して議せず、議して決せず。なるほど構成員に目的意識が徹底する利点はあるが、意思決定が遅く、一度決定すると容易に変更できない。変更にはまた同じプロセスを必要とするからだ。つまり状況の変化が万人の目に明らかになって、初めて決定を変更するわけだから、状況の変化の激しい戦争には最悪の方式で、常に手遅れを繰り返し、ついに命取りとなった。国際政治と戦争の本質に対する無知、そして日本的意思決定方式の欠陥のため、あまりにも大きい無用の犠牲を払ったことは、痛恨の限りといわねばなるまい。」(石丸義富氏、トーメン参与)
原発をめぐる情勢は、国内的にも国際的にも、激しく移り変わった。それでも、わが国で「原発百基構想」は生きつづけ、官民あげて「日本列島原発化」の路線を息せき切って邁進続けている。「一度決定すると、容易に変更できない」体質的悪癖が、ここでも行き続けているせいだ。戦前、戦中と何も変わっていない。
ひとたび国会意思の名において、巨大プロジェクトにゴーサインが出れば、わが国官僚たちはもはやプロジェクトの根元を疑ってみる、という心の姿勢を放棄してしまい、あとは滑り出したプロジェクトをいかに効率よく転がしていくか、知恵を競い合うだけだ。
★長い文の引用ですみません。この官僚体質は、無駄な飛行場・ダム・高速道路などを造り続ける中に見事に現れています。これこそが、政官財の癒着構造そのものです。そのおこぼれに預かろうとしている人がいる限り、変革は難しいですね。
☆佐賀県玄海原発など再開へ安全性強調しているのは、原子力安全・保安院だ。本来は、安全性をチェックする規制機関のはず。この機関が、原発推進路線の経済産業省の一組織に位置づけられている。このことを今日の東京新聞24面で詳しく述べている。
次回の原発テーマ 「技術の限界とヒューマン・クレジット」