二日間冬嵐
25日(金)、26日(土)二日間、爆弾低気圧の通過で、
海は強い風に高い波、高速ジェット船全便欠航。
南三陸町から来る予定の二夫婦の内、3人が諦め、
26日夜の大型船に、1人の方が乗って大島へ、
5~6mの高波の中、やっと着いてくれました。
6時に出迎え
まだ夜が明けきらない6時、立っているのもやっとの岡田港に
南三陸町津波体験講演会の講師の方を迎えに来ました。
津波体験講演会、後藤一磨さんの話
南三陸町津波体験講演会の企画運営したのは、私たちの伊豆大島ジオパーク研究会です。
26日(土)、約80人出席の中、津波が町を襲った状況
避難し、集落の人たちと過ごした夜、
初めて口にした握り飯の美味しさ(65年の人生で一番の味)
避難所における助け合いの輪、
救援物資を背負い、両手に携えた人々の訪れ、等々
聞き入る人々
後藤さんの話で考えさせられる
1.大量消費の美徳、バブル経済など、人と人との繋がりがないがしろにされた反省
2.自然をコントロールできるとした傲慢さ
3.自然のサイクルの中で生かされていることを忘れた経済・暮らし
4.人間は、食べるもの一つ作り出していないことを忘れている
(土が、水・太陽・空気がつくる。人間は手助けをしているだけ)
など、生き方・価値観を一度問い直す機会となったのが、
約20000人の犠牲を出した津波・原発事故との話。
真剣に考えることなくしては、犠牲になった人の死が無駄になると。